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シンガポールで脳手術用の六脚ロボットが開発されている。頭蓋骨(ずがいこつ)にドリルで
穴をあけ深部の腫瘍(しゅよう)を取り除くようプログラムされているという。
手術時間を大幅に短縮でき、患者の負担や成功率の向上が期待できそうだ。――
医療ではすでにたくさんのコンピュータが使われているし、こうした場合、微妙なふるえなどが
起こりうる人間の手より冷徹なマシン制御のほうがたしかに効率が良さそうだ。
安心してほしい。The program is written on a Linux platform. とのこと。
もちろん機械だけにまかせきりにするのではなく、人間のほうが得意な判断などは人間がや
る。人間と機械のどっちがどうとかでなく、それぞれの得意分野で協力する形だ。航空機、ロケ ット、プラントの操縦などコンピュータが制御している人命にかかわる分野は多い。
このニュース自体のおもしろさより、脳外科手術ロボットくらいでいちいちニュースになること
自体がおもしろい、とも思う……。人間さまは「脳」に対してある種、神秘的な執着があるのだ ろうか……。
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